不誠実な謝罪

管総理が朝鮮併合１００周年を機に、植民地支配と関連し、「心からのおわび」を表明する談話を発表。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100810-00000016-yonh-kr

色々な主義主張や経緯はあれど、外交的には既に解決している問題であり、新たな謝罪を行うのであれば、何故、この時期に述べるのか？　

『謝ったポーズとり　ボクちゃんイイ人だと思われたい。歴史に残るかもしれないし』
単なる自己満足であり、偽善のそしりは免れません。
日韓共に、おわびを評価していない。ある意味、当り前の反応かと。

内政・外交を問わず、問題解決に努めるのが政治家の仕事であり、問題を起こし、悪化させるのは政治家ではなく、単なるアジテーター　煽動家に過ぎない。
ホント　何考えて政治家してるんでしょう・・・　
ＣＴのセンサーつけながら国会で答弁して欲しいｗ


一部過激な右よりの方々は、「日本は朝鮮の発展に多大な寄与をした。感謝されこそすれ非難される覚えは無い！」　という論調を展開しています。
流石にそれは言いすぎ。というか、傲慢すぎて自分は賛同できません。
左よりな主張はもっと賛同できませんが　＾＾；

確かに、インフラ整備や近代化を促進したことは間違いない。
しかしながら、色々と配慮はしていたにせよ、民族自決の誇りを抑圧してきたことも確か。
そして、あの時代において、他国の主権を侵害することは決して悪ではなく、世界は今よりも弱肉強食であったことも確かです。

”良いこともしたが悪いこともした。当時はそれが当り前の時代だった”

朝鮮併合は既に終わった問題であり、双方共に蒸し返すのは間違っている。
右でも左でもなく、真っ直ぐ真ん中で物事を捉えれば、こういう結論になると考えます。

日本は過去を少しばかり後ろめたく思いながらも、気にせず未来を志向しよう。
韓国は過去の屈辱に束縛されず教訓とし、前向きな思考で未来を見据えよう。

「アジアで最も早く近代化を成し遂げた、先人に感謝と敬意を示し、我が日本は東アジアを代表する国家であり続けよう。」
こういう談話なら大絶賛したんですけどね。
いつか、このように言ってくれる総理が就任することを期待しましょう。

参院選 この結果に最も喜んだ人

民主惨敗、自民勝利、みんなの党大躍進、国民新壊滅
メディアでは色々と文字が躍っておりますが、ある程度は順当な結果だと思われます。
個人的に輿石氏は落選して欲しかったけど　＾＾；；

今回の選挙結果を最も喜んでいるのは、自民党でもみんなの党でもなく。。。

小沢一郎

候補者選定は彼の指示であったにせよ、実質的な選挙運営を行ったのは現執行部。
勝っていたとすれば小沢氏は評価され、今回以上に負けたとしても何ら責任は問われない。
どっちにしても彼にとっては得な展開です。堂々と現執行部を批判できますからね。

ねじれ国会を打破するには新たな連立パートナーを確保せねばならない。
具体的には公明党やみんなの党を口説くことであり、小沢氏は両党を口説き落とすことで党の実権を取り戻す手土産にするべく動き出すでしょう。
あるいは、自民との大連立を自らの手腕で実現させようと目論むかもしれません。
政権与党という恩恵にあやかりたい議員の何割かはアッサリと小沢氏になびくかもしれない。

９月辺りまで、我々有権者にとっては一種の裏切りだと感じる動きが今後出てくるでしょう。
与党に対し裏切りだと感じることと、野党である自民党にも何かあるかもしれません。

党利党略ではなく、単なる私利私欲という姿に幻滅させられる・・・かも？
反対に、党利党略ではなく、日本の将来を思うが故の動きに期待できるところもあります。

どっちに転ぶのか？　今後の政局を注視していきたいところです。

新大臣は是々非々で評価します

口蹄疫の話題ですが、新大臣決定の報ですので時事ネタで。

新しい農水大臣に、副大臣であった山田正彦氏が就任することになった模様です。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/kan_cabinet/?1275918420

正直、このギリギリな時期になってやっと決まったんです。
現地で奮闘されている畜産農家及び獣医師。そして自治体職員や自衛隊員にとり、次期大臣がなかなか決まらない間の気持ちを政府は考えたのでしょうか？

山田新大臣は二世議員ではありません。大学卒業後、郷里で畜産・農業（有機農業）を経営。
新政党時代に初当選したわけですが、その前は自民党・無所属として立候補しすべて落選。畜産・農業もそんなに長期間経営していたわけではありません。
民主党がまだ野党時代、影の内閣として厚生労働大臣や農水大臣と記載されていた時期もある。

副大臣時代の発言・行動に多々疑問はあれど、これからの働きは是々非々で評価したいものです。
是々のない是々非々かもしれませんが。というかその可能性は現時点では高いのですが・・・



かつて、薬害エイズその他諸々で旧厚生省が叩かれたとき、やはり誰も厚生大臣になりたがりませんでした。そのポストを引き受けた人物は、後に総理大臣となった。
『誰もやりたがらないから私が引き受けました』　と、少し仏頂面で就任会見を行ったことを覚えています。

別に農水大臣要請を受諾すれば総理になれるわけではないにせよ、政治家としてリスクはあれども覚悟と矜持を有権者にアピールできるかと思われます

新大臣。入梅遅れているという（宮崎にとっては）天恵を無にしないでください。

与謝野さん

自民党の与謝野さんと園田さんが自民を離党するらしいとのこと。

平沼新党と合流するとかなんとか言われておりますが・・・ホントかな？
鴻池さんは合流するかもだけど（常々尊敬する政治家だと公言してるし）、与謝野さんと平沼さんとは外交・安全保障・経済対策に相違点が有り過ぎます。単なる数合わせとしての合流なら止めておいた方がよさそう。
といいますか、平沼さんは本当に与謝野さんに声掛けたのかな？

政局の影に小沢有り？　と見るのが自然かも　（・・？
一応はベテランであり、有力者である与謝野さんが離党することで最も得するのは、誰がどう見たって民主党ですしね。


とまぁ結構否定的に書いてますが、根本的な問題としまして・・・
与謝野さんは先の衆院選で落選してるんですよね。で、比例で復活当選を果たしてます。
ゾンビ当選であり、自らの力ではなく党の力で議員やってるわけでして、それで離党して云々って筋違いでしょうと。イイ歳して（７１歳）、そんなことも判らない見識を疑います。
一旦議員辞職し、参院選に自らチャレンジするのなら筋も通りますが、そんな度胸もなさそう。


来週明けに離党は止めますと宣言するかも？
単なるお年寄りの癇癪に終わってしまうかもですね。彼の政治家生命は終わりますけど　＾＾；

解決とは程遠い毒餃子事件

２年前、大騒ぎになりました毒餃子事件。
容疑者が拘束され、証言どおりに証拠物（注射器と内容物反応）も発見したので一件落着・・・・などとは到底思えません。連日の報道を見て、これで一安心と思われた消費者なんていないでしょ？

・やたらと単独犯をアピールしている。複数犯だと色々と都合が悪いのか？
・餃子の皮部分から具部分に農薬が浸透したのであり、注射器で具に注入したのではない
・注射痕の無い袋からも農薬は検出されていた。これに対する説明は全く無い。
・捨てたとされる注射器。下水に２年間も流されず発見できること自体がおかしい。
・最も不可解なのは、２年間も下水に晒されているのにメタミドホスが検出されること。
・農薬はほぼ全てが水和系であり、水によく溶ける。つまりすぐ無くなってしまう。


メタミドホス以外の農薬による中毒症状も報告されていますし・・・全く持って不可解です。

何故、毒餃子事件は解決できないのか？　ではなく
何故、このタイミングで解決を図っているのか？　むしろこの方が気になりますね。

・来月からの上海万博にあわせ、自国の悪いイメージを払拭したい？
・日中関係を何とかして向上したい？　ここのところ米中関係は緊迫してます。
・黙して何も語らず、大人しく処罰される都合のよい容疑者が出来上がったから？


どの国にも不逞の輩は存在し、何らかの犯罪行為を行う可能性は大小問わず有り得ます。
そういう点では一概に中国だから・・・　と責めることはフェアではないかもしれません。
ただ、ここまで都合よく勝手な解釈で問題解決を図るなど、先進諸国では有り得ない。事件発生も問題ですが、その対処法はもっと問題。自分の住む兵庫県では、餃子を食べた幼児が中毒症状で死に掛けましたから。

食の安全は国内・国外を問わず、同じスタンスで対処していただきたいものです。
どうにも日本政府はこの件について有耶無耶にしたいのではなかろうかと・・・

ＪＡ 自主投票という中立戦術

全国農政連：自主投票に　参院選比例代表で方針転換
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100324k0000m010061000c.html

農協（ＪＡ）グループの政治団体「全国農業者農政運動組織連盟」（全国農政連）は２３日、東京都内で総会を開き、今夏の参院選比例代表で自民党公認候補を推薦しないことを決めた。他党候補も推薦せず、自主投票とする。旧全国区と比例代表で自民党から組織内候補を擁立してきた全国農政連の方針転換で、同党は業界・団体頼みの選挙戦術からいっそうの転換を迫られそうだ。


別にＪＡがどの党を支持してもしなくても、それ自体をどうこう言うつもりはないんです。
ただね、どの政党とも敵対したくは無いから自主投票でお茶を濁す戦術は愚かだなと。
現在の民主党支持率を勘案し、どう転ぶか不明故の選択であることは推察できますけどね。

中立とは、どことも味方にならないことであり、味方ではないという事は潜在的に全て敵になり得ます。その覚悟があって初めて中立を選択すべきものであり、決して自己保身から選ぶべきものではない。
よしんば自主投票を進めるのならば、これまでの政治的発言・姿勢を自ら反省し、会長他、首脳陣は総辞職すべき。彼らが求めていたのは農業従事者の利益ではなく、自らの権威拡大であったと世間にバレてしまったのですから。


権威を喪失した覚悟なき統治など、百害あって一利無し。
辛辣な表現ですが、日本の農業に貴方たち（ＪＡ首脳陣）はもはや必要ではない。さっさと舞台から降りるべき。

２０１０年度Ｆ１ 明日開幕戦

全く農業と関係のない話でごめんなさい（汗

前職はモータースポーツ関連だったこともあり、個人的にＦ１は切っても切れない関係です。
とかなんとか言いながら、昨年はほとんど見てませんでしたけど。

今年の目玉としまして
・ミハエルシューマッハ現役復帰
・レース中の燃料給油の廃止

シューマッハ復帰はかなり衝撃的なニュースとして捉えられました。
長いＦ１の歴史上、最強・最高のドライバーとして引退した彼が、何故現役復帰を望んだのか？

賛否両論、主に「否」であった燃料給油が撤廃される今シーズン。Ｆ１は大きな地殻変動期に入ったとみなせるでしょう。過去１０年、Ｆ１の人気は凋落の一途でした。その大きな要因の一つが燃料給油であったことは否めませんでした。９４年から始まったこのルールが、モータースポーツの醍醐味である抜きつ抜かれつというスペクタル性を損い、一見しただけでは判り難い燃料給油のタイミングという戦略性を重要視する結果、ファンはＦ１から離れていきました。

野球で例えれば、三振をとったり、ホームランを打つから試合は盛り上がる。
送りバントばかり、スクイズばかりで点を取るゲームなど、幾ら解説陣が盛り上がろうとも一般のファンは誰も見向きもしません。

シューマッハは再度チャンピオンを目指して走ろうとしている。と同時に、Ｆ１の人気を今一度盛り上げるためにも走ろうとしている。彼にとっての勝利とは、チャンピオン獲得であり、Ｆ１に対する人気復活の起爆剤になりえること。
その行為は、彼が尊敬し目標としたが故人となってしまい乗り越えることは適わなかった、ブラジルの伝説的ドライバーへ再度敬意を表すと同時に、伝説という歴史への挑戦と自分は捉えています。

今年のＦ１はチャレンジがキーワードになるかもです。

フィギアとトヨタ 気になったこと

本日はオリンピック女子フィギア　ショートプログラムの日でした。
上位４名は皆素晴らしい。明日のフリー結果では４人とも金の可能性があります。

浅田選手の演技も素晴らしかったが、その直後に滑ったキムヨナ選手もまた素晴らしい。
ＳＰトップも日本人としては複雑だけど、当然かな？
ただ、２位に５点差もあったかどうかは・・・すこし疑問。２点差程度が妥当だと感じました。

浅田選手とキムヨナ選手。演技に対するアプローチというか、演目に対する取り組み方は対照的ですね。
演目に対する分析は、素人の戯言として適当に読んでください　＾＾；

キムヨナ陣営
顔つき・体つきなど、彼女の魅力を最大限引き出せるようなプログラムと振り付けを重視する。
演出技法は採点の傾向を十分研究し、既存の演目を進化・洗練させる手法。

浅田陣営
本人の魅力を引き出すよりも、まずは振り付けや演出を重視。そのプログラムに彼女を適応させる。
採点の傾向も研究してはいるが、既存の演目を革新することに重きを置く。新しいフィギアの地平を開拓。

エボリューションかレボリューションの違いといったところでしょうか？
安藤選手は両者の丁度中間辺り。鈴木選手はキムヨナ選手よりかな？

現在の採点傾向として、難しいジャンプより、完成度の高い綺麗なジャンプを重視しているようです。キムヨナ選手はそれらを十分に理解し、順応している。だからこその高得点なんでしょうね。
男子フィギアのプルシェンコが怒っているのも、そういう採点基準だからなんでしょう。

これ、男子女子共に、凄まじい勢いで技術・表現力が進歩しすぎているが故の現象なのかもです。
ピカソの絵画やガレのガラス細工とか、恐らく出始め当初は凄いことはわかっても、何がどう凄いのかよくわからなかった。映画で言えばデビットリンチとかもそう。「よくわからんがスゲーーーー！」　最初はこんな評価だったし。
でもこれ、フィギアのように採点する競技だと困るんですよね　＾＾；
なにがどう　と評価し採点しなければならないのですから。スゲーーでは片付けられません。
あまりの技術革新振りに、少々エキセントリックだと取られているのかもしれません。

キムヨナ選手陣営は、それらも計算した上でクレバーな作戦を取っているのかもです。



トヨタ自動車のアメリカ議会公聴会

一人の女性が涙ぐみながら事故状況を語りました
「アクセルを踏んでいないのに車がグングン加速した。ギアをニュートラルやバックに入れても加速を続けた」

スマンが一言言わせてくれ

有り得ないから！

いくら電子制御でコントロールしているとはいえ、ギアをニュートラルにすれば駆動力はカットされ、幾らエンジン回っても車は減速していきます。バックギアに（入るはずが無い）すればエンジンは過回転で壊れます。これも車は減速する。

公聴会には偽証罪っていうのはあるんですかね　（・・？
こんなトンデモ証言を紹介するメディアもメディアだよな～

選手の親父さんに謝らせるって

スノーボードの国母選手。
出国時のダラけた格好と、記者会見でのフザけた態度で叩かれました。

確かに、見てて気持ちのよい姿ではなかった。
賛否両論あったらしいけど、自分も否の部類です。
でも・・・・そこまで大騒ぎするほどのもんじゃない。
スノボ選手のスタイルだかなんだか知りませんが、時と場所をわきまえない時点で個性でもなんでもない。極端な言い方すれば個性的ではなくバカだっただけ。それだけなんですよね。

批判するなら選手と共にＪＯＣやスノボ協会等、管理部門に対しても言わないとフェアじゃない。
ナントカカントカって漫画家。朝青龍が引退した今、新たなネタだと喰い付き過ぎ！　下劣です。

スポーツ選手も一種のアーティスト。それなりに強い個性をもっています。アクが強いといってもいい。
でも、一流・超一流の選手は強烈な個性と共に、概して謙虚です。
中途半端な実力な選手ほど傲慢だし、これはスポーツに限らず全てのジャンルに当てはまること。
ボクシングの亀田兄弟も、長男・次男は表面上はともかく、言葉の端々からかなり態度変わりましたしね。世界の頂点に立つってそういうことなんだと思います。

国母選手は案の定といいますか残念といいますか、決勝は本来の実力を発揮できない結果でした。
不運と共に、場をわきまえることすらできない見識不足にはメダルを取る資格が無い。

「生意気な小僧だけど、頑張って４年後挑戦したらいいよ。その時は大きくなっててね」
これで十分。


十分なはずなのに、どうして親父さんの謝罪コメントを報道するのかな・・・
どうも陰湿かつ陰険。それに卑怯。親父さんに反論や弁解する気持ちが無いのにね。
無抵抗な人間をいたぶることに何の意味があるんだろ？

生意気だとか、礼儀知らずとか、好き勝手に報道しておりましたが、マスコミ各位にとっては一種の同属嫌悪だったのでは？　　傲慢な取材したり、「撮ってやる」という慇懃無礼な態度は自分も前職でよく経験しました。

息子が色々とやらかしたと、それで親御さんは謝りたい気持ちがあるかもしれない。でも、それを報道して晒し者にすべきではない。例え撮影していたとしても、です。親子の情に対する武士の情けはないのか？
また、視聴者は親父さんの謝罪会見をみて溜飲を下げるべきではない。どんだけちっぽけなプライドなんだと。
国母選手の態度より、マスコミの報道姿勢のほうが何倍も不愉快でした。

あれから１5年

本日は

阪神・淡路大震災から１５年目の日となりました。
当時、自分は被災地に私用・仕事で暫く赴き、沢山の涙と悲しみ、そして怒りを目撃。
でも、そんな中でも人々の気高さと、優しさの笑顔と感激の涙もありました。
自分の人生で、決定的な何かが刻み込まれた日々でした。

亡くなられた方々と、その御遺族に魂の安らぎを、そして許しを。

懸命の救助、捜索、物資搬送に奔走された皆様には深い感謝を。



そして
今後二度と、政府はこのような対応はしないよう切に願います。